中小企業診断士の玉置です。
令和2年12月14日、静岡県が実施した「農福連携技術支援者育成研修」を修了し、「農福連携技術支援者(農林水産省認定)」となりました。
中小企業診断士玉置事務所の働き方方針に則り、本業である中小企業診断士としての伴走支援活動の他、複業(副業)として、中小企業・小規模事業者と障がい者をマッチングする静岡県ジョブコーチに加え、農業者と障がい者をマッチングする農福連携技術支援者としても活動していきます。
ところで、農福連携とか、農福連携技術支援者とか、耳にしたことありますか?
農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組み。
農福連携に取組むことで、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
平成31年4月に内閣官房長官を議長とした省庁横断の「農福連携等推進会議」が設置され、令和元年6月に今後の取組の方向性を示す「農福連携等推進ビジョン」が決定されました。
農福連携技術支援者とは、「農業版ジョブコーチ」とも呼ばれ、農業者・就労系障害福祉サービス事業所の職業指導員・障害者本人の三者に対して、農福連携の現場で実践する手法を具体的にアドバイスする専門人材のことです。
※農林水産省HP「農福連携の推進」を参考。
農福連携技術支援者制度は、今年度出来たばかりであるため、今後どのような展開となるか不明ですが、農福連携の全国的な機運醸成に伴い、静岡県内でも農福連携の現場で、農福連携技術支援者が活動していくことになると思います。
なお、静岡県では、令和2年6月25日より障害者働く幸せ創出センターにおいて、農福連携ワンストップ窓口がスタートし、農業と福祉をマッチングする業務を行っています。