白形傳四郎商店さんは、創業大正12年であり来年で100周年を迎えるお茶の問屋さんです。販売されている茶葉は実際に全国の茶葉が集まる静岡茶市場に行きそこで仕入れた茶葉をブレンドして商品としてだされています。積んだばかりの生葉を荒茶にするまではこのようにして造ります。
(第一工程)新鮮なうちに発酵がすぐ始まってしまうので出来るだけ早く工場に運んで熱処理をする。
(第二工程)蒸す、炒る 蒸気を30~120秒あて、酵素の働きを止める。この蒸す時間でお茶の性格である【香り、味、色】が決まり1秒の差で変わります。
(第三行程)葉打ち、水分が茶葉にたくさんついてるので熱風をあてて乾燥させます。
(第四行程)揉む、圧力と熱を加えながら、茶葉をよって乾燥させますこの行程には約3時間かかります。
最後に仕上げに入ります。ふるい分けにより網のふるいを回転して葉の長さや太さまたは重さで分類し、形を整えます。合組、異なるお茶を混ぜ【いつものお茶】をつくる。経験と鋭い感覚が必要です。火入れ、さらに荒茶を乾燥させることにより保存性を高め、香りや味色つやを出します。このように時間と手間が非常にかかっています。
また、販売商品の1つであり有名な茶の実油は平成27年から製造を開始して最初は1kg3%しか取れなかったものの年月をかけ1kg13%取れるようになりました。食用の油として販売していくなか化粧品の会社に声をかけられマスクや服に練り込むことによって抗菌作用をだし、化粧品に利用されたりまた、有名番組「満点★青空レストラン」で茶の実油を使った料理が紹介されました。
アメリカへのお茶の輸出をしており、若い外国人20代、30代でお茶が流行っているそうです。
城南静岡高校インターンシップ記者:温泉饅頭